ジャガイモの収穫- 前編:達成感あり2010/12/19

先週,留守をしている間に寒波に見舞われて
不織布ガケの甲斐もなく葉茎がすっかり萎れたので
思い切って,掘ることにしました(写真1).

”出島(晩生)”の例:(作業と撮影は12月19日) 
”出島”の作付畝
写真1. 子イモを掘る! 向こう側へ残り4株あります.

(元)専業農家の長男ですが,初めてのジャガイモ掘り(^_^)
イモ周りの土が,箒で掃けるような ”サラサラ”土になっている.
遺跡や化石を掘る人になった気分♪ で,土を慎重に除く(写真2).
子イモの付き方
写真2.  子イモの付き方,種イモと子イモの位置関係は
    現状通りで,動かしていません.左側は別株で
    親が見えるように子を取り除いてあります.

『ジャガイモはタネイモより高い位置にでき,』なる栽培解説を
何度か見かけました.
今回の体験では,親と同じ高さにできている子イモが最も多く
親1個分くらい低い位置にできているものもいくつかあった.

子イモは根ではなく,地下茎の一部が肥大化するようなので
出来始めは,タネイモより高い位置にあるものが多いかも知れません.
それで,タネイモの土被りが薄いと
子イモの一部が地表に露出して,緑化することも起こります(写真3).
ジャガイモの緑化
写真3. 子イモの緑化.黒マルチフィルムで畝全体を覆いましたが
     株元の開口部から光が入って,緑化が始まったようです.
     写真は,フィルムを取り除いた直後の様子です.

解説文『・・高い位置』は,緑化ケースを避けるための記述ですが
今回,実際に掘ってみて初めて,『高さ』の意味が分りました.

出島の収量
5株分の成果を下に示します(写真4).
親イモは1ケ100gクラスを,2分割して使用.
1株当り,100g超級の子イモが5~6ケと云ったところ.
”出島”の収量
写真4. 子イモの収量(5株,1株の茎数は2~3本立ち)

秋作の標準値を知らないので,客観的な評価はできませんが
ホッタラカシで10倍量の収穫なので,大満足です(^_^)

茎数の関係もあるでしょうが
中途半端な大きさの子イモが少ないよい品種だと思います.

食味
電子レンジで加熱しただけで
”バター風味”あり-気のせいか(^_^)
この時期の”新ジャガ”は, ”電子レンジのチン”が最善の調理法.
”出島”は美味い!
                               -前編終り-