キウイを試食する2010/12/04

収穫: 11月25日
     指先でつまんでみると,全体にまだ<固い>感じがする.
     わざわざ,リンゴを買ってきて追熟させることにした(写真1)
キウイの追熟
写真1. キウイの追熟.現物の外皮はもう少し淡い茶色.
写真のように<重ねない>ことがポイントです.
                 
試食: 12月3日夕食後
     愚息にまず一切れを与えてみる.
     表情が読めないので,「もう一切れ要るか?」 と問う
      『要らん』 キッパリ云い放った.

     二切れ目は,女房に向ける・・・.
     大げさな表情をするな!
     糖度が不足して,ただ酸っぱいだけ・・ らしい事が分った(写真2).
キウイの味見
写真2. キウイの切り身.現物はもう少し黄緑色です.

感想:    
     1. 三切れ目は私の食感ですが,
       <甘くない>+<酸っぱい>+少し<苦味>が残る,えぐい味.
       これは,売り物にならん (^_^); 
     2. 追熟する時は,<重ねないこと>厳守-傷み易い.写真撮影撮の後
       部屋中に腐臭が漂っていました.   
       ショート・ピースの煙は無臭ですが,キウイの腐った臭いは耐え難い
       ただし,腐っていないキウイは微かに<プリンスメロンの香り>.
     3. 現代人は<甘味>の閾値が狂っているようで,糖度がかなり高くな
       いと<美味い>と感じなくなっているらしい.
         野生のキウイならこんなモノだろうと思いつつも
       二つ目を食べる気分にならない. 
     4. キウイの側に植えた富有柿は,十分な甘さをもっていますが・・・・
     5. <美味い米> -現代では<甘さ>が主要な要素ですが- は
       高いMg/K比をもっていて,土壌のMg/K比と相関が認められること
       が知られています(*).
            来年は少し真面目にやってみるかな と今は思っています.
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 (*)
堀野俊郎(1998):「おいしいお米の栽培指針-これからのお米はマグネシウム型-」.
出版は”いつもの農文協”です(^_^)
追記:
   切り身を1~2時間放っておいてたら,少しだけ美味くなっていました.
   過剰な水分が蒸発して,美味さの濃度が高くなったかも知れません.
   <キュアリング効果>でしょうか.