鶏舎跡地の風景2010/12/01



20世紀末に鶏舎を取り壊して以来の <耕作放棄地> を耕し
遅まきながらが,播いてみました(写真1).

ここは明治時代から<桑畑>だったところ.
そこに昭和30年代の中ごろ
砂と砂利を敷き,土間コンを打って鶏舎が建てられた.

コンクリートのガラや砂利を取り除き,残った土を握っても
<腐植が入っている畑土の感触>が,全くしない.
<冷たい,無機質な土>です.
           
夏野菜用地
写真1. 夏野菜の予定地    (撮影:11月28日)
赤カブは10月10日の播種,初期の肥料ギレが尾を曳いて
未だ <薄赤いピンポン玉>状態.その他はすべて11月15日播種
              
                  
せっかく川砂が客土されているので,来夏には
その利を活かして,<スイカ+メロン+カボチャの混作*>構想
ライムギ**は,そのための準備 - 敷き藁づくり です(^_^)

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*) 水口文夫(1999,第4刷): 家庭菜園の不耕起栽培.p55-68,農文協.
**)井原豊(2000,第21刷)  :  家庭菜園ビックリ教室.p54-63,農文協.


地上部に数千羽の鶏が居たと云っても,大部分はコンクリート上.
さらに10年を経た今日,どこの<土壌>にも<肥効>は皆無です.
ケージ飼いで出るケイフンは,<水っぽい>もので,流動します.
アンモニアと水を飛ばすために,相当な長期の<天日干し>をしないと
肥料には使えません - この作業は<3Kの極致>でした.
            
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ライムギ以外は,<空き地>にしておいても仕方が無いので
取敢えず<播き時>の種子をわざわざ購入,播いてみました.
日中の気温が10℃を下回ることがあっても
出芽するもんですね(写真2,3)
ソラマメの出芽日数は1週間.
エンドウは,表土こそ盛り上がっていますが,未だ出し惜しみ中.
ソラマメの畝
写真2. ソラマメとエンドウのマメ畝  (撮影:同日)
赤矢印がソラマメ,黄色はなぜか水仙.
 エンドウは写真奥に5株ほど(未だ地中にあり).

ソラマメのまめ
写真3. ソラマメの新芽と<種マメ>. 1個所に2粒播.
赤矢印は地中から持ち上げられたところで虫に食われて
残った<空豆>. 緑矢印は雑草.  豆の色が赤いのは
鳥に食われないように<忌避剤>が塗布されているため.
なおエンドウの忌避剤は<緑色の粉>でした.