里芋の植え付け2016/04/20

一昨日、昨年注文しておいた”種イモ”が届きました。
明日の天気予報は雨なので、今日は植え付け作業をすることにした。

植え付けはお手軽で気楽な作業です(砕土-平坦化させた後のことですが)。

ステップ1:溝切りと種芋の配置
下写真の土の色調はなぜか”狂って”いる。これほど茶色ではありません。
溝切り
三角ホーで地面をVカット。溝の深さは芋が谷に埋まる程度-5cmもあれば十分です。そこに適当な間隔に配置-私の株間50~60cm。

種イモ
写真は”大和芋”です。芋の天地を再確認し、軽く押し付けて安定させる。
それにしても種芋の販売品はビックリするくらい小さい。当方は、普通この大きさは廃棄しますので、『クズ芋を何故わざわざ買うんだ(怒!?)』。


ステップ2:土寄せ (下写真の色調はマズマズです)
整列を終えたら列の横にしゃがみ、両手を使って芋の向こう側から土を寄せ、小さい富士山を作りながら、横移動。結果は下のようになります。
土寄せ
時間が無ければ、これで完了させても構いません。

この畑は過去15年ほど、作物は何も作っていません。無農薬・無施肥が続いている。しかし隣接地にアブラムシの住み着いた梅の老木があるので、ここで里芋を作ると間違いなく襲撃されるでしょう。それで今年は、本葉が展開するころには農薬を散布する積りです。ここの土は”肥えた”土壌で、雑草も大量にすき込んでいるので、仮に秋まで無農薬・無施肥で放置しても、”種イモよりも大きな芋” が採れるとは思いますが・・・
なにぶん” 暇 ” なので、肥料をやって世間並みの畑を作ろうと、今は考えています。

ステップ3:施肥のための溝切りと土寄せ
種イモの横に30cmくらい離して、溝を掘り、掘った土を芋の上に被せる。溝の深さは種イモよりも深いところまで。と云っても10~15cmで充分です。下はその結果(この写真も不調です)。
2回目の溝切り
この作業の目的は、肥料を放り込む-側条施肥-溝作りです。芋を跨ぐように立ち、利き腕側の足元を三角ホーで削り、掘った土を両足の間に捨てながらバックします。この動作はほとんど腰を回転させないで済むので、とても楽です。

それなりに溝ができたら ”植え付け” は完了です。
この先2~3週間-雑草が発芽するまでは何もしません。施肥は雑草処分を兼ねての作業とします。無駄な作業は禁止。

種イモは3種類購入したので、上に続いてあと2条植えました(条間は1.4m)。最終結果は下写真のとおり。写真右外側にはこのようにして植えた畝が5条60mあります。
植え付け完了
左から右へ、女早生(愛媛)、大野芋(福井)、大和芋(奈良)。
1条の長さは約10m、合計30mの30分作業です。時間が余り過ぎるので左の溝だけ整形しました-無意味デス。

時間が余ったので田んぼの様子を見に行くと案の定、ケリに威嚇されました。
ケリの威嚇
1.5mまで近づいてきました。ウルサイ!


家庭菜園初心者へのアドバイス:畝づくり
畝立ては山作りにあらず、谷を刻むこと
普通に自然体で立って、利き腕側の足元に-両足の間でもいいですが、溝を掘れば良いだけのことです。

ワンポイント:掘りあげた土は、利き腕側の足の甲に被せる
ように置きながら、後ろへ進みます。足下の土は圧密されて、普通は水持ちが良くなります。それで足跡ラインを”畝の芯”にして、その後の播種、苗の植え付けラインに利用します。
この作業は後退作業になるので、目印のラインを置くと作業性がいいですね。

また最初から、本に描かれているような左右対称の完成形にする必要は全くありません-雨が降れば崩れますから、無駄。デジタル波形のようにカクカクに作っておけば、降雨でアナログ変換されて、それなりの形になります。

収穫までには雑草処理が避けられません。雑草が小さい間に、条間の土を草ごと浅く削って、作物の生え際に寄せる。収穫完了までこの繰り返しです。初めから谷を深く作っておくと-谷底は最も雑草が生えやすい場所、削る土が足らなくなります。

次第に谷間の土が堅くなり削れなくなったら、今度は山の斜面を削り、隣の山の斜面に土を移動させます。土は右に行ったり左に来たりの繰り返しで、畝の横断面は左右非対称でOKです。このとき土被りが余り薄くなると不味いですが-何事も程度問題。



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