煙草パイプのクリーニング#3-2 レトルト(失敗談)2016/05/10

昨日の記事中、チルをチルと誤記したところが数か所ありました。
使用したアルコールは『目が散るメチル』ではありません。訂正しました。
なおこの先でも同様に誤記するかも知れません-ご承知おきください。

続編
2016年ゴールデンウイーク:失敗体験
2011年以前の安直スタイルで、熱源をアルコールランプ(エタノール)に替えて再開。
エタノール量はフラスコ容量の1/3~1/4。綿の一つ目 は”それなりに無事故”。
交換して最後の一つ;戻ったアルコールがきれい、つい、そのままもう一度。
ビニールテープを直さずに加熱-直後に、レトルト管側 のゴムテープ付近に引火

ランプの炎が揺らぎ、ビニールテープの隙間から漏れたアルコールを燃やしたらしい

エタノールが少量で、蒸気圧も低く、穏やかな無音の 引火で済みました。過去には漏れたエタノール蒸気(と液)でパイプボウルの塗装が侵されたことはあったが引火は初。

やや慌てましたが、強いひと吹きで消火。二次的な引火なくパイプも無傷は幸運
記録写真がないので、レトルト管をセットした状態を再現します。
安直なレトルトのセッティングト
付属綿が無くなったのでモールを代用。アルコールランプは中学校の実験*で使うようなもの。芯を低く、糸を巻いて細くし、炎をできだけ小さくしたが、何らかのきっかけでランプの炎が揺らぎ、引火したように見えました。少量のエチルアルコールとはいえ暖かい液とガスなので、いきなりポッ。
*注) 学校の実験用ランプはたぶんメチル(?)-大昔のことで忘れました。

事後、どこを間違えたか、考え直しました。

エタノールの引火の仕方、燃え方はどの様なものか、改めて試してみます;
換気扇が上方1mくらいの処で回っているので、炎は上に引っ張りあげられています。
メタノールの炎
室温(19℃)の自然蒸発の状態でライターの炎を近づけると、スプーンに接触するぐらいの位置で引火する。換気扇を止めてもその引火距離は殆ど変わりません。火がついた後の燃え方は、カフェロワイヤルの炎を大きくしたようなもの-と感じました。

上はあくまで、少量のエタノールを室内温度で燃やすとこうなる例です。レトルト中の蒸気は上のケースよりも高温ですから、ライターの炎がもっと遠くにあっても引火するかも知れません。引火時の音はポッではなく、ボッっ!かも知れません。

『炎を近づけなければ引火しない』結果オーライは、一面では正論、他面では怪しい。
『活断層直上に原発施設を置かなければ大丈夫』程度のいい加減さと同等に見えるので改善策を考えます。(続)