文集　ブリエール 　--- 　”bruyère_acta”　by ignis

『朝起きて食事の前に１本』の時があることに気付く．数か月前にはなかったこと．
『ニコチン中毒症』の進行．昨今の呼び名は『ニコチン依存症』．
『１本』とは，『ショートピースの2cm見当』．吸引回数は『肺喫煙で5回程度』．

『煙草』は，『ニコチン』と『タール』量で云い尽くせると世間では信じられている．
『シガレットの肺喫煙』は，ニコチンの血中濃度』で語ることができるかも知れない．

『１本』を，『キセルの一服』or『パイプをプカプカ』or『葉巻をプっカーっ』
に置き換えても，『充足感』はまったくない．
ゆえに『キセルの一服』　or『パイプをプカプカ』　or『葉巻をプっカーっ』　に関しては『ニコチン濃度論』は無効だろう．

『キセルの一服』or『パイプをプカプカ』or『葉巻をプっカーっ』．
そこには，『煙草を吸う』というよりも『ものを食べる』に近い感覚が生まれている．
ウェブ上で煙草評を拝見していると，改めてその思いを強くする．

昔から，『衣食足りて・・・』と云っていますが
満腹はすすんで学ばず（Plēnus venter nōn studet libenter)　とも云われたそうで．
何事も　ほどほどが　よろしいようで．　　　　　　　　　　　　　　　　　　終．