パイプメモ: メシャム by Arne Urup ― 2011/10/14
最近、”メシャム”という語を書くことが増えてきました。
しかしここまでの体験はシガレットホルダーのみ。
実際のパイプの使用感を知らないので、思い切って投資。
*
届いた。汚れる前に簡単撮影。
作者はArne Urupさんと云う比較的若いメシャム作家。
購入先;ビスゴーパイプBisgaard Pipes,DKに、作家紹介(英)文があります。
しかしここまでの体験はシガレットホルダーのみ。
実際のパイプの使用感を知らないので、思い切って投資。
*
届いた。汚れる前に簡単撮影。
作者はArne Urupさんと云う比較的若いメシャム作家。
購入先;ビスゴーパイプBisgaard Pipes,DKに、作家紹介(英)文があります。
写真1 横から見た形,スケールのタバコは長さ70mm,径約8mm.
黒いマウスピースはエボナイト・・・これが購入の決め手の一つ.
ステム左面・マウスピース寄りの処に作家刻印(楕円の中にURUP).
黒いマウスピースはエボナイト・・・これが購入の決め手の一つ.
ステム左面・マウスピース寄りの処に作家刻印(楕円の中にURUP).
写真2 チェンバー内径は17.58mm,深さは38mm.重量は21gr(ショップデータ).
ボウル外面が正八面体パネル,トップの肉厚は2.5~3mmほど.
ボウル外面が正八面体パネル,トップの肉厚は2.5~3mmほど.
写真3 ショートスモーク用パイプの大きさ比較,鉛筆の全長は13.5mm.
比較対照は上から,Loewe"Infant Leman",Dunhill Shell(2102).
Loeweのチェンバー内寸はφ18mm,d30mm,Shell は17.5mm,d30mm.
ダンヒルを基準にすれば、ローベは広く浅い、メシャムは同径でやや深め。
タバコの管理がいい加減な上に、乾季になったせいもあってか
上の2本は、近ごろ燃え過ぎる傾向にあるので
このチムニー気味のパイプには期待するところ大。
Loeweのチェンバー内寸はφ18mm,d30mm,Shell は17.5mm,d30mm.
ダンヒルを基準にすれば、ローベは広く浅い、メシャムは同径でやや深め。
タバコの管理がいい加減な上に、乾季になったせいもあってか
上の2本は、近ごろ燃え過ぎる傾向にあるので
このチムニー気味のパイプには期待するところ大。
即刻、ダンヒルを対照にして試す。以下は印象記です;
タバコは数枚残っていたダンヒルLightFlake,やや乾き気味。

一枚をハサミで3等分に切り,バラしつつ軽く丸めて、団子3つ。
一つづつ軽く放り込むと、URUPは3個でピタリ一杯,余りなし。
こんなことでも気分が良くなります。
この辺りはキセルたばこ感覚です(笑)
*爪楊枝の用途:マッチを切らした時の”火つけ木”。
サービスライターで尖った方に着火,やさしい小さな炎ができる。
今日はマッチで着火。すぐに内壁が黒ずんで、やや哀し・・・
最初の一口、味は出る。心なしブライヤーよりやや軽い感じ。
ボウル上部の肉厚が薄目なので、はじめはキセルのようにチビリ。
団子1個分くらいを焚いたところで、中断。
次にシェル。1枚全部を入れようとすると固詰め過ぎる感じ。
団子を2個にすると不足気味で、やや物足りず,中途半端。
着火時に、このシェルは油断すると口内に炎を感じることがあるので
やや慎重に作業。使用したマッチは2本、(URUPは1本で完結)。
着火後に続けてふかすと、熱いだけの煙になりがちなので一時休止。
10分ほど冷却、再点火(これでマッチ3本)、普通にふかして団子1個で中断。
継続してみてメシャムは少し煙が軽いかな、味の輪郭はスッキリ、不満なし。
メシャムの煙道は新品なので、この位の感覚差が生じても当然でしょうか。
宣伝文句で見かける≪初めからタバコが旨い≫は、決して誇張ではないですね。
次に、やや理科的な視点で
メシャムはブライアーより、冷却速度が(感覚的に)かなり速い。
測定した訳ではありません。しかし、おそらく真でしょう(笑)。
比熱は金属(真鍮)よりは大きく、ブライアーよりは小さい心象。
メシャムに再着火。初めて軽くタンパー使用 ( 使わなくても問題なさそう )。
ボウルの肉厚が下ほど厚いので、気楽にふかし続ける。火持ちがよい。
団子1個半位を消費。ひっくり返すと、団子灰がころり。
灰が落ちたボウルの中の状態は下のとおり。
一つづつ軽く放り込むと、URUPは3個でピタリ一杯,余りなし。
こんなことでも気分が良くなります。
この辺りはキセルたばこ感覚です(笑)
*爪楊枝の用途:マッチを切らした時の”火つけ木”。
サービスライターで尖った方に着火,やさしい小さな炎ができる。
今日はマッチで着火。すぐに内壁が黒ずんで、やや哀し・・・
最初の一口、味は出る。心なしブライヤーよりやや軽い感じ。
ボウル上部の肉厚が薄目なので、はじめはキセルのようにチビリ。
団子1個分くらいを焚いたところで、中断。
次にシェル。1枚全部を入れようとすると固詰め過ぎる感じ。
団子を2個にすると不足気味で、やや物足りず,中途半端。
着火時に、このシェルは油断すると口内に炎を感じることがあるので
やや慎重に作業。使用したマッチは2本、(URUPは1本で完結)。
着火後に続けてふかすと、熱いだけの煙になりがちなので一時休止。
10分ほど冷却、再点火(これでマッチ3本)、普通にふかして団子1個で中断。
継続してみてメシャムは少し煙が軽いかな、味の輪郭はスッキリ、不満なし。
メシャムの煙道は新品なので、この位の感覚差が生じても当然でしょうか。
宣伝文句で見かける≪初めからタバコが旨い≫は、決して誇張ではないですね。
次に、やや理科的な視点で
メシャムはブライアーより、冷却速度が(感覚的に)かなり速い。
測定した訳ではありません。しかし、おそらく真でしょう(笑)。
比熱は金属(真鍮)よりは大きく、ブライアーよりは小さい心象。
メシャムに再着火。初めて軽くタンパー使用 ( 使わなくても問題なさそう )。
ボウルの肉厚が下ほど厚いので、気楽にふかし続ける。火持ちがよい。
団子1個半位を消費。ひっくり返すと、団子灰がころり。
灰が落ちたボウルの中の状態は下のとおり。
写真4 タバコの炭化・灰化状態(銘柄はダンヒルLightFlake)
3個目のタバコ団子に燃え移るくらいのところ.
ひっくり返すだけでコロリなので、スプーン不要。
タバコチェンバーとしての性能は、ブライヤーを上回る。
これで汚れが着かなければ文句無し。
同じ無機材料であるクレイでは;
比熱はスピライトと同じくらい(オーダーでは)と思いますが
クレイは重い。そのため、タバコの燃焼に関与する部分の熱容量が大。
つまり、タバコの熱がボウル側に逃げやすく、よって火が消えやすい。
ある程度長くふかしていようとすると、温度維持に気を使う(私の場合)。
そのことが鬱なので、余り使わなくなりました。
シガレット並みの気楽さでパイプタバコを楽しむには
メシャムは格好の材料だろうと思います。
ブライアーパイプの誕生後も、なお
≪メシャムが使われている理由の一端≫が解った気になりました。
しかし染色は汚れとしか見えないので、今後の志向は予想できず。
なにはともあれ,良い買い物で満足。
マンゲ・ターク!アーネ. (終)
3個目のタバコ団子に燃え移るくらいのところ.
ひっくり返すだけでコロリなので、スプーン不要。
タバコチェンバーとしての性能は、ブライヤーを上回る。
これで汚れが着かなければ文句無し。
同じ無機材料であるクレイでは;
比熱はスピライトと同じくらい(オーダーでは)と思いますが
クレイは重い。そのため、タバコの燃焼に関与する部分の熱容量が大。
つまり、タバコの熱がボウル側に逃げやすく、よって火が消えやすい。
ある程度長くふかしていようとすると、温度維持に気を使う(私の場合)。
そのことが鬱なので、余り使わなくなりました。
シガレット並みの気楽さでパイプタバコを楽しむには
メシャムは格好の材料だろうと思います。
ブライアーパイプの誕生後も、なお
≪メシャムが使われている理由の一端≫が解った気になりました。
しかし染色は汚れとしか見えないので、今後の志向は予想できず。
なにはともあれ,良い買い物で満足。
マンゲ・ターク!アーネ. (終)
最近のコメント