ウルムパイプ#33: 番外-カエデ材 ― 2011/10/18
パイプ用材としてはその名がありません。
しかし18世紀ドイツ語では、固有名カエデFladernが”杢”の意を代表していたほどなのでカエデ標本を ”InsideWood” で探してみました。
事前の余談:
【モミジ】 は 【紅葉】 を当てるように、樹種とか用材の正規名ではなく
≪赤くなるカエデの総称≫と云った慣用語のようです(Wipkipedia)⇒やっと分りました(笑)最近の日本では、【モミジ】よりも【メープル】の使用頻度が高いかも知れません。メープルはカエデ木の正規の英語名のようです。
カエデの樹形は、外国の写真例では1本の太い幹をもつ姿をよく見かけます。
しかし主幹を切っておくと、切り株からシュートが伸びて、下のように、arborea樹形に育てることもできます(と云うか、勝手に育ちます)。
しかし18世紀ドイツ語では、固有名カエデFladernが”杢”の意を代表していたほどなのでカエデ標本を ”InsideWood” で探してみました。
事前の余談:
【モミジ】 は 【紅葉】 を当てるように、樹種とか用材の正規名ではなく
≪赤くなるカエデの総称≫と云った慣用語のようです(Wipkipedia)⇒やっと分りました(笑)最近の日本では、【モミジ】よりも【メープル】の使用頻度が高いかも知れません。メープルはカエデ木の正規の英語名のようです。
カエデの樹形は、外国の写真例では1本の太い幹をもつ姿をよく見かけます。
しかし主幹を切っておくと、切り株からシュートが伸びて、下のように、arborea樹形に育てることもできます(と云うか、勝手に育ちます)。

図1. 灌木風のカエデ.年数が経てば地下茎部が使えるかも知れません(笑)
【本論】 InsideWood (http://insidewood.lib.ncsu.edu) から
カエデの木材標本:(by Romeyn B. Hough,,NCSU)
【本論】 InsideWood (http://insidewood.lib.ncsu.edu) から
カエデの木材標本:(by Romeyn B. Hough,,NCSU)
図2. 上から横断面、放射断面、接線断面の順に配列。
接線断面にはバーズ・アイが見られる。
英・仏・西語では”鳥目”と書かれていますが、独語は単に”目”。
組織の顕微鏡写真:(by Elisabeth Wheeler, NCSU)
アメリカ産のカエデ(シルバーメープル)。
接線断面にはバーズ・アイが見られる。
英・仏・西語では”鳥目”と書かれていますが、独語は単に”目”。
組織の顕微鏡写真:(by Elisabeth Wheeler, NCSU)
アメリカ産のカエデ(シルバーメープル)。
図3 左から右へ横断面、放射断面、接線断面の順に配列。
上の標本から取ったものではありません。少しピントが甘いですが、それはカラープリント、スキャナー読みとりなど中間作業を経たせいで、専ら管理人の責任です。 -以上-
上の標本から取ったものではありません。少しピントが甘いですが、それはカラープリント、スキャナー読みとりなど中間作業を経たせいで、専ら管理人の責任です。 -以上-


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