まいプレイランドの現状2016/07/29

7月28日夕方 曇り

1)自給米用の水田Aの現状:コシヒカリ(約900㎡)、出穂10日前くらいか

下写真は
はじめて作ったコシヒカリの箱苗を、今季に買った中古田植え機で植えた水田。
出穂直前のコシヒカリ
例年7月20~25日は中干しで給水停止になるので、干上がりを待って畔際の草処理を済ませます。26日の送水再開後、徐々に水を入れているところです。
1箱80~90グラム播きの箱苗は、培土の粒度構成をいろいろ試したせいで、田植えの時に欠株があちらこちらに出現。流れた苗を拾い集めて補植しました。薄く植えるので、田植え直後は貧相そのものでしたが、ここまで成長すれば人並み*です。
*) 滋賀や福井など ”米どころ"として知られている地方の水田とは比べものになりません。あくまでご近所の内では『まぁ、こんなもんだろう』

毎年、枕地は手植えをします。もちろん機械でもやれますが、手植えをしないと『田植えをした気分にならない』から-両手使用の条間30cm6条-1株2本植えです。
手植えのコシヒカリ
気合が入っている分だけ稲の容姿は端麗。-ふにゃっとなっている葉が少し目障り。
これまでのところは、可もなく不可もなく、凡庸こそが最良の人生


2)請負水田Bの現状:ヒトメボレ(約1,300㎡)、出穂10日前くらいか
Bは転作水田(サトイモ)。 今年は連作を避けて休耕、雑草管理を頼まれて「水を張って何度も除草剤を入れるぐらいなら、稲を植えて草を抑えよう*」と購入苗を植えたところです。こちらから見ると、やや混んでいる以外の異常はさほど見えません。
*)サトイモ跡は除草剤要らずを再現しようと意気込んでいましたが、田植え直後に芋畝が無く雑草の繁茂していたところから稗が大発生、早々に除草剤を散布した。
雑草代わりのヒトメボレ

ところが、向こうの家並み側に立つと、茶色の葉が目立ち、所々に長いヘロヘロの葉!
葉イモチ付きのヒトメボレ

ヘロヘロ葉は稗なので、どうってことはないですが、茶色の正体は葉イモチらしい。
7月10日までは健全でした。翌11~12日が曇天でムシムシした天候で、13日に気づいた時には、家並み側の半区域で主に下葉に斑点が付いていました。様子見を決め込んでいたところ、15日にはほぼ全域の下葉にイモチが付いてしまった。本当にあっという間の出来事でした。20日には中干で水が止まる予定なので、17日にフジワンを購入、散布。現在は収まっています。
葉イモチ

ここは田植え機を初乗りをしたところです。
JAのY君が植え付け株間のギヤ交換を忘れて、標準仕様のままで機械を運んできた。株間を一杯に広げても狭い-と云っても標準ですが。せめて本数は標準より減らそうとも考えましたが、今年の苗は「まともな葉は3枚しかないくせに、背丈は15cmを超えてヒョロヒョロ」。『植えるぞ!』と云う積極的な気分になれない。
「どうせ草除け、標準で良いか」-それで1株に5本くらいが密植されたらしい(面倒なので数えていません)。
一方で土の状態はと云えば、サトイモ用に牛糞がどっさり入っていて、稲は元肥ゼロ*スタートでも残留肥効のすごいこと! 病気が出ても少しも不思議ではない-必然(笑)
*)ソフトシリカだけ入れています。

子供のころから『イモチ』という言葉はよく聞きましたが、まじまじと見るのは初めてです。「いい経験をつんだなぁ」という結果に終われば万々歳ですが、病気以外に倒伏の懸念もあり果たしてどんな結末になることやら、今年はやや緊迫した局面を迎えています。

畦畔を挟んで左のCは、当地方の推奨品種 ”アサヒノユメ” 。 ”ニホンバレ”の代替品種でわたしの従兄の水田-いつもどおり。これを植えておけば楽ちんですが~、緊張感が無くなりボケそうなので、わたしはやりません。

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