2018年森と湖に親しむ週間#02:恩原湖2018/08/23

8月17日:恩原おんばら湖(恩原川-吉井川水系)
 津山駅から人形峠行の国鉄バスに乗って、石越で降りる。上齋原村道を、地面の凸凹と石ころだけを見ながら歩く・・・小林の集落を過ぎて急坂が一層苦しくなり、キスリングの背負いバンドが肩に食い込む痛みを我慢して、歯を食いしばって上る。やがて不意に湖が現れる。瀬音と鳥のさえずりの他に聞えるものとてない静謐な世界だった。

平日の恩原湖は、四十数年前と変わらず静かで美しい-大きすぎないところが良い。
恩原湖

『あの沢はイイが、突然、ダムにぶつかって、最後が道に登って終わりではツマラン』ひげのN先輩。『あれはバットレスという、珍しいダム』と、Sさん。
今回、はじめて先輩たちの会話に参加できた。

中電の【立ち入り禁止】表示に従っていても、此処に着いてしまう*
恩原ダム
渓流の遡行を楽しみ、詰めがこれでは、N先輩の嘆きが良く分かる。

水音がするので、覗く。
発電用取水
どうやら、発電所に送る水のようです。
この水は、トンネル(ボックス)を通って沈砂池に至り
発電用水の沈砂池
*まず此処を見学、次いで好奇心に導かれて写真右奥に進むと、ほどなく堰堤に到着。

沈砂池から再び、約2.5kmの水路トンネルを通って、平作原発電所へと流れる。
平作原発電所

発電所で電気を起した水は、新たに堰堤で取水した水と一緒に、
平作原の取水堰
奥津発電所に送られているようです。