初霜の候・・・2010/11/19

11月19日
最寄りの観測地点における最低気温予想は4~5℃.
今,01時少し前ですが,雲量0,風なし,西空に月煌々.
移動性高気圧にすっぽり包まれている雰囲気が漂っています.

気温予報値は周知のように,地上高さ1m付近の大気温度{環境省資料}
今日のように,<雲なし+風なし>状態では,放射冷却が強く現れて
地表面や植物の表面温度は普通,<最低気温>よりも1~2℃低くなります.

葉っぱの先端や,新芽の先端など尖ったところは,特に温度が下がりやすく
初霜や晩霜の時期には,局所的な降霜が起きることがあります.
最低気温予想がかなり微妙な値なので,念のために
昨日出芽したばかりのソラマメに,先ほどキャップを被せてきました.

前日,日中はポカポカ陽気で,蒸発量が多かったハズなので
<今朝は初霜を観察する絶好の日和>ですが
寄る年波には勝てそうにありません.
***
一昨日,3週間ぶりに(過去記事),覗いてみた(写真1).
ハクサイ(写真右奥)は十分に生育しています,キャベツ(中央の2株)は控え目.
ブロッコリーは,葉こそついていますが
晩秋の休耕田
写真1. 晩秋の休耕田    (撮影:11月16日)

ちょっと痩せすぎの感(写真2).
元肥(<発酵ケイフン2握り+過リン酸石灰1握り>/1m)を,20cmほどの深さに埋め
肥育が遅かったので,定植の3週間後に,硫安と過石を株間に追肥した結果です.
肥効はハクサイには十分,キャベツにはやや不足気味といったところかと思います.
痩せぎすのブロッコリー
写真2. 痩せぎすのブロッコリー   (撮影:同)

この休耕田は50年モノなので,肥料の残効は期待できません.
ブロッコリーは,浅いところに細根を多く張るらしいので
追肥分くらいを予め全層施肥したうえでの割肥であれば,効果的だったかも・・.

下の写真は,継続的に野菜を作り続けてきた畑に植えたブロッコリーです.
2条植えですが,施肥は上の作例と同じ方式です.
こちらでは,追肥は<余計なお世話>だったと思います.
現状では,『草作りに励んで,・・・』 という好例かも知れません.
肥満気味のブロッコリー
写真3. 肥満気味のブロッコリー   (撮影:同)

先週はまだそこそこ温かく,白や黄色のチョウが舞っていました.
さすがに今週は姿が消えて,すっかり静かになりました.
宴のあとのように,お土産が掃いて捨てるほど・・.
蝶の忘れ形見
写真4. 蝶の忘れ形見        (撮影:同)

畑にはキャベツとブロッコリー,カリフラワーを合わせて30株ほど植えています.
一株に,5匹は生息している様子.
今日50匹ほど退治したので,明日・明後日で残りを片付けます.
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番外編                           
勝手に活き還ったキュウリですが,さすがに葉がしおれ始めました(写真5).
実が締って香りが強く,<昔風のキュウリ味>.
『来年は,これを意図して作ろう』 と思いました.
しおれ始めたキュウリの葉
写真5. 生ゴミ捨て場のキュウリ (撮影:11月18日)

隣にいるナスも,そろそろ終わりそうです(写真6).
写真手前のピーマンは元気ですが,ナスの葉は・・・
しおれ始めたナスの葉
写真6. うなだれたナス       (撮影:同)

この花が,実を結ぶことはなさそうです(写真7).
ナスの花
写真7. 最後のナスの花       (撮影:同)