ゴヲカク ― 2010/12/02
【5を書く】ではなく,【合格】でもない.
私の棲む地方では
「ゴォ カキニ ヤマヘ イク」 (平板アクセント,♪は全部 "ド")
と云った風に,喋っていた.
【ゴ】は,枯れ落ちた松葉.
【カク】は,「熊手でカク」と云う時のカク.
(実はここに書くまで,”方言”だと思い込んでいました)
松葉ばかりを選択収集することは難しく
カイタ【ゴ】には結果的に,枯れた【小枝】も含まれる.
燃料に薪を使っていたころ,晩秋になると
ゴヲカキニイク祖父の後について,ヤマヘ行った.
赤い野イチゴや,ブルーベリーの様な実を採って食べるために.
***
『昭和33年の今日,一万円札が発行されました』 と
昨日(12月1日),テレビが喋っていた.
それを聞いて,一万円札を初めて見た瞬間が
同年12月31日の午後7時ごろであったと判明した.
(根拠: 里帰りした叔父に見せて貰った)
一万円札が発行された頃には,薪を使ってはいたが
<祖父の後追い行動>は卒業していたので,あのヤマから遠ざかっていた.
それで野イチゴを,「美味い,〃」と探しまわっていたのは,さらに2~3年遡る.
昭和30年ごろから東京オリンピックに向かって
<子供のおやつ事情>は,急速に変わってゆきました.
【バナナ】と【チョコレート】を口にする機会は,小四までは年に数回程度.
それが小五になった時には,珍しいものではなくなっていたと記憶しています.
また
【堆肥】の使用機会が減って,【金肥(カネゴエ)】が増え
結果的に,【回虫検査】や【ギョウチュウ検査】も不必要とされるに至る.
【ゴを焚く】と云う語は地域でも戸別に限定されて,細々と生き延びてゆきます.
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